DS14チェンバーオーケストラのホームページです。
このページはtristarの オリジナルヴァージョンを改造して作成しました。





ビゼー=シチェドリン カルメン組曲

 ロディオン・シチェドリン(Rodion Shchedrin)は現代ロシアを代表する作曲家の一人である。原曲はかの有名なビゼー作曲のオペラ「カルメン」で、フランス歌劇の代表作として世界的に人気があるオペラである。1967年にボリショイ劇場のプリマ・バレリーナ、プリセツカヤがカルメンの音楽をベースとしたバレエを企て、夫であるシチェドリンが編曲を行った。
編成は弦楽と4群の打楽器というユニークなものとなった。途中にアルルの女などの旋律も挿入されている。


D.ショスタコーヴィチ 交響曲第14番 作品135

 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(Dmitrii Shostakovich)は20世紀最大の交響曲作曲家として世界的にも評価されている。彼の書いた14番目の交響曲は声楽付き(ソプラノとバス)で11の楽章からなる、また彼の交響曲に一度も見られなかった弦楽と打楽器だけの室内楽編成で書かれたものとなった。マーラーの『大地の歌』の影響を受けたと言われている。
 歌詞は、ガルシア・ロルカ(スペイン)、ギヨーム・アポリネール (フランス)、ウィルヘルム・キュッヘルベケル(ロシア)、ライナー・マリア・リルケ(ドイツ)の詩によるもので、いずれも死をテーマとしている。このため、日本では『死者の歌』とタイトルが付くことも多い。
 美しい死の表現ではなく、苦しみや恐れなども表現されている。